2011年2月28日月曜日

パラグアイ 「都市の母」と呼ばれた、首都アスンシオンなど

Google Map
➛首都アスンシオンは大河ラ・プラタ川の最大の支流パラグアイ川の川岸に位置しています。1537年、スペインが創建した川沿い最古の町で、スペイン人から「都市の母」と呼ばれていました。
大統領官邸
➛オススメ動画 Recorrido por Asuncion-1 No.2

➛大きな入り江に沿って発展したアスンシオン港は、古くからパラグアイの貿易の中心的役割を担ってきました。市の中心部にはコロニアル風の建物が残る一方、近代的なビルも増え、国際色豊かな政治、文化、経済の中心となっています。
国会議事堂

➛独立記念博物館は、1811年のパラグアイ国家独立に関連した貴重な資料が展示されています。1772年に建設のコロニアル風の建物は、以前はサエンス兄弟の住居で、彼らは当時スペイン政府反対派グループの密会場に住宅を提供していました。
独立記念博物館

独立記念博物館 内部

独立記念博物館 内部

➛郵便歴史資料室は、パラグアイの切手と世界各国の切手を展示する国内で最も充実した博物館で、中央郵便局の中にあります。パトリ家の住宅であった建物で、19世紀初めにたてられた素晴らしい建築物です。
郵便歴史資料室

➛国立英雄記念堂は、1863年にアスンシオン聖母礼拝堂として建設が始められましたが、70年戦争の勃発で完成に至らず、1963年に国立英雄記念堂に指定された建物です。
国立英雄記念堂

➛カテドラル教会は、バロック様式原形の祭壇と聖具博物館があります。
カテドラル教会

➛国立美術館は、パラグアイを代表する画家やスペイン、フランスなどの絵画約200点と、約6000冊におよぶ古文書が所蔵されています。
国立美術館

➛アンドレス・バルベロ博士の名前にちなんでつけられた民俗学と考古学の博物館です。先住民グアラニー族に関する資料が最も充実している博物館です。
アンドレス・バルベロ博物館

町並み

➛アスンシオン-アレグア間、アスンシオン-エンカルナシオン間には鉄道が敷設されており、かつては薪を燃料とする蒸気機関車が走っていました。鉄道は一時運行を止めていたが、2004年2月からウパカライ- サプカイ間に限り観光路線として復活しています(週末のみ)。
鉄道

➛パラグアイ国内で、世界遺産に登録されたサンティシマ・トリニダー・デ・パラナは、1706年、パラグアイで最後に建設されたイエズス会士居留地です。この居留地は「最大で最良の布教村」だと言われています。
サンティシマ・トリニダー・デ・パラナ

サンティシマ・トリニダー・デ・パラナ

➛ヘスース・デ・タバランゲのイエズス会伝道所群は、1685年創設された慰留地で、すでに修復された教会のほかに現在、学校、アトリエ、先住民の住居などを改修中です。
ヘスース・デ・タバランゲ

ヘスース・デ・タバランゲ

➛モンダウの滝は、パラグアイとブラジルの国境を結ぶ友情の橋から約20kmの場所にある滝で、高さは約40mあり、パラグアイの瀑布として有名です。
モンダウの滝は、小動物や小鳥が生息する約9ヘクタールの密生熱帯林に覆われた天然保護区モンダウ市立公園内にあります。
モンダウの滝

2011年2月26日土曜日

チュニジア 世界遺産、スース旧市街など

Google Map
➛スースは、首都チュニスの南約140kmに位置するチュニジア第3の都市で、ハマメット湾に面し「サヘルの真珠」とも称されています。
港の海賊船
➛オススメ動画 Tunisia-Sousse

海賊船

➛スースの旧市街は、国内ではチュニスに次ぐ規模で、「旧市街メディナ」として世界遺産に登録されています。
旧市街メディナ

城壁

➛9世紀、アグラブ朝の時代から次第に形成されてきたスースの旧市街は、入り組んだ石畳の道が縦横に走っており、さながら迷路のようです。
旧市街メディナ

市場

魚市場

➛スースは、9世紀にイスラム王朝が建設した高さ約8mの城壁に囲まれ、821年に改修された砦である「リバト」、相次ぐ侵略から町を守った城壁「カスバ」が、当時の姿で残り、郊外にあるヨットハーバー及びリゾート施設「ポール・エル・カンタウイ」が人気です。
カスバ

博物館の中庭

博物館のモザイク

➛リバトは、821年に建てられたスースで最も古い建造物です。海からの敵の侵入を防ぐために造られた要塞で、モナスティールのリバトなどと並び、国内で最も有名な要塞の一つです。
リバトの塔

リバト

➛グランド・モスクは、851年に建立され、スースではリバト(821年)、カスバ(考古学博物館)に併設された灯台(841年)に次ぐ三番目に古い建物です。10~11世紀ごろ、街の発展に伴って幾度となく増改築が繰り返された後、数百年に渡って手が入れられませんでしたが、17世紀、オスマントルコの時代にナルテックス(拝廊)などが付け加えられてほぼ現在の形になりました。
グランド・モスク

グランド・モスク

スース駅

ローカル列車

Riadh Palms ホテル

2011年2月16日水曜日

セルビア 世界遺産、コソボの中世建造物群

Google Map
➛コソボ中世建造物群は、コソボにあるユネスコの世界遺産のひとつで、セルビア正教会の4つの教会堂や修道院が登録されています。近年、コソボ周辺の政情不安定さによって、この遺産には潜在的な危機が付きまとい、「危機にさらされている世界遺産」リストに登録されています。
デチャニ修道院

➛デチャニ修道院の14世紀に建てられた教会の壁一面に描かれているフレスコ画は、650年前のものとは思えない鮮やかさ、味わい深い色彩で見る者を圧倒します。またこの教会には、教会を作った当時の国王であるステファン・デチャンスキーの遺体が安置され、今もセルビア人の民族の誇りとなっています。
デチャニ修道院

デチャニ修道院 壁画

➛コソヴォのペーチ郊外にあるドーム型教会の集まりは13世紀に建造され、古くからのセルビア教会の歴史とセルビア芸術遺産が守られている場所として知られています。その連続壁画は一見の価値があります。
ペーチ総主教修道院

➛何世紀にも渡りセルビア大主教、総主教、また神学者、文学者、芸術家がここを拠点としていました。
ペーチ総主教修道院

ペーチ総主教修道院 壁画

➛プリシュティナから5km離れたグラチャニツァ村に1310年に建造されました。14世紀と15世紀の間、数多くの修道僧が暮らし非常に神聖で芸術的な活動を発展させました。そのフレスコ画は独特のモニュメンタルスタイルで描かれています。この修道院は後期ビザンチン建築の最高作品のひとつでもあります。
グラチャニツァ修道院

グラチャニツァ修道院

グラチャニツァ修道院 壁画

➛プリズレンに1306年から1307年にかけて建造された後期ビザンチン建築作品で、この地域で最も貴重なもののひとつです。中世の教会として市街地で生き残ったただひとつの教会でもあります。
聖母リェヴィシャ修道院


聖母リェヴィシャ修道院

➛14世紀初頭のフレスコ画は東方正ビザンチンと西方ロマネスク伝統を融合した新しいものだったため、パライオロジアン・ルネッサンススタイルと呼ばれました。
聖母リェヴィシャ修道院 壁画

2011年2月12日土曜日

兵庫 神戸を代表する日本庭園、相楽園

Google MapTravel
➛2000/05/06 撮影
➛相楽園は神戸を代表する日本庭園で、兵庫県庁のすぐ北側にあって、春のツツジ、秋の菊花展でも知られる花の名所でもあります。もともとは初代公選神戸市長となった小寺謙吉の先代に当たる旧三田藩の小寺泰次郎氏の邸宅で、明治末期に完成したものです。
相楽園

➛船屋形は相楽園内にある歴史的建造物"川御座船"で、江戸時代に大名の参勤交代のために建造された遊覧船のことです。今日まで残っているものは数件で、なかでもこの船屋形は川御座船としては唯一現存するもので、その希少性と歴史的文化的価値の高さから1953年(昭和28年)に国の重要文化財に指定されています。
船屋形

➛庭園の形式は池泉回遊式を基本としていますが、西洋文化の影響をうけて広場が設けられています。戦前までは園内に小寺家本邸をはじめとする多数の建造物がありました。
➛相楽園

➛しかし西洋風の旧小寺家厩舎(重要文化財)以外は全て1945年6月の神戸大空襲により焼失しました。現存する大楠や蘇鉄林、大灯篭、塀、門などから失われた邸宅の雄大さをうかがうことができます。
旧小寺家厩舎

➛第二次大戦後になって神戸市生田区(現・中央区)北野町から旧ハッサム住宅(重要文化財)が移築保存され、神戸市の迎賓館施設として相楽園会館、茶室「浣心亭」が建設され、さらに神戸市垂水区から船屋形(重要文化財)が移設されて現在の景観に至っています。
旧ハッサム住宅

➛旧ハッサム住宅の内部

➛相楽園庭園

➛相楽園 流心亭

➛相楽園庭園にて

➛2000/7/9、妹夫婦の来阪の折、相楽園を案内し、素敵な庭園を背景にスナップ写真を・・・、懐かしい思い出の一ページです。
➛相楽園にて

➛相楽園にて

➛相楽園にて

➛相楽園にて

➛船屋形